題名の通り、「失敗の本質~日本軍の組織論的研究」(野中郁次郎
日本企業には優れた戦略が無い、改良・改善は得意だが大きなイノ ベーションは不得手、その最たる例がインテルやマイクロソフト、 アップル等に負けてきた日本の電機メーカーだ、といった昔から良 く聞く話が続くので、さらっと読める。
「失敗の本質」の続編(「失敗の本質~戦場のリーダーシ ップ篇」)が最近出版されたので再度「失敗の本質」を読み返して いることもあり、併せて本書を手に取ってみた。
(ちなみに「失敗の本質」は、第二次大戦の日本軍の6つの作戦の 失敗の要因を米軍との比較から分析し組織上の教訓に昇華させた読 み応えのある一冊)
もしドラが大ヒットした時にも思ったことでもあるので、今回は、 本書のような入門書の功罪について考えてみたい。
先に悪い点を挙げるなら、それは(人によっては)自分の頭で深く 考えなくなってしまうことだろう。
入門書を踏まえて原著を読み解き、自分なりの気付きを得ることに 価値がある。
それなのに、例えば、本書だけを読んで「失敗の本質」を理解した 気になってしまうような事があるかもしれない。
表面だけ舐めてそれ以上は深掘りをしない、そんな思考停止を助長 する危険を孕んでいるように思う。
一方、良い点としては、「失敗の本質」のような良書の存在を広く アナウンスしてくれることと、敷居を下げてくれることだと思う。
過去の名著と言えども、書店の入り口に平積みにされるようなこと はあまりない。
本書のような本が売れることにより、ライトな読書家層にその存在 を知らせ、手に取ってもらう機会を増やすことができる。
そうは言っても、名著は往々にして取っ付きにくい&読みにくい。 そこで、入門書が概要を分かりやすく説明してくれれば、実際に読む際の困難を小さくしてくれる。
こうして書いている書評も、入門書よりもさらに気軽な”入口”と しての役割を果たせる可能性があると思うし、それを実現できたら とても大きな価値。
そんなアウトプットを目指してゆきたいものです。
「失敗の本質」の続編(「失敗の本質~戦場のリーダーシ
(ちなみに「失敗の本質」は、第二次大戦の日本軍の6つの作戦の
もしドラが大ヒットした時にも思ったことでもあるので、今回は、
先に悪い点を挙げるなら、それは(人によっては)自分の頭で深く
入門書を踏まえて原著を読み解き、自分なりの気付きを得ることに
それなのに、例えば、本書だけを読んで「失敗の本質」を理解した
表面だけ舐めてそれ以上は深掘りをしない、そんな思考停止を助長
一方、良い点としては、「失敗の本質」のような良書の存在を広く
過去の名著と言えども、書店の入り口に平積みにされるようなこと
本書のような本が売れることにより、ライトな読書家層にその存在
そうは言っても、名著は往々にして取っ付きにくい&読みにくい。
こうして書いている書評も、入門書よりもさらに気軽な”入口”と
そんなアウトプットを目指してゆきたいものです。