2009年6月1日月曜日

書評『ラクをしないと成果は出ない』:-RH

大人になるということ。
それは妥協を受け入れることである。
妥協しないとは、完全に満足させるものを得ることである。
ただ、完全を求めるのであれば完成はどんどん遠のいていくもの。
仕事という視点から考えると、
仕事で一番大切なことは完成させること、
その次に大切なことが完全に満足出来るものである。
完全に満足出来るものよりも大切なことがある。
妥協するとは期待値を下げることである。
20代なら、新卒で入った会社が理想であるはずがないと期待値を下げるのが適応である。
そうすれば、不満を過剰に抱かないで、
その中で自分が出来ることを着実にこなして実績をつめる。
そして40代、50代になったら、実力がついた分、期待値を高くして、
理想の会社を自分で作れば良いと思える。
どれがラクで、どれが成果が出るか。
人生という指標で物事を考えよう。
どれがラクで、どれが成果が出るか。
ネットワークという指標でも考えよう。
たとえば友達に本を紹介されたとする。
「絶対にお薦めの本」を紹介されても読まなかったとする。
そうしたら、その友達は次なる「絶対にお薦めの本」を紹介するだろうか。
自分が薦めたものを取り入れ、喜んでくれる相手にはますます何かを薦めたくなる。
薦められたものが必ずしも自分にとって「絶対にお薦めの本」である必要はない。
相手が薦めた本を通して相手のことを考える。
それがネットワークを作るということである。
ラクをしよう、成果を出そう。

書評『学校がアホらしいキミへ』:RH

学校に行くということ。
義務教育なら学校に行く必要があるだろう。
ただ、高校、大学に進学するということは義務ではない。
特に大学は進学するしないの自由度が高いだろう。
だからこそ悩むもの。
 
率直に言えば、
大学に行かなくても充分に食べていける才能があるのであれば、
大学に行く必要はないだろう。
才能、つまり、個人が持つ「何かを作り上げる力」を、
お金で買ってくれる人が沢山いるだろうか。
 
平凡な人は大学に行った方が良い。
人と違ったことをするのは大学を出て才能を磨き上げてからでも充分間に合う。
 
平凡な人には大学でのコネクションも有効だ。
コネクションとは才能を埋め合わせるもの。
自分で作ったコネクションは自分の財産だ。
財産を馬鹿にしてはいけない。
依存出来る財産を持とう。
 
自立を目標と思っているかも知れない。
でも考えて欲しい。
詐欺のような年金と、僅かな貯金と、猫の額のような土地を持っていて、
誰も訪れて来ない「自立した人」と、
短期間でならいつでも泊まりに行ける知人や友人を持って「依存している人」と、
あなたはどちらを選びたいか。
 
平凡な人は、大学で才能を磨き、コネクションを作るのが有益だ。
 
依存出来る財産を持とう。

書評『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力:RH

ビジネス思考力を学ぶのに最適な本である。
 
ビジネス思考力とは、
1・ビジネスの場を中心として、
2・限られた情報と限られた時間の中で、
3・より適切な推論・判断を行い、
4・より適切な行動を起こすことで、
5・より高い付加価値を生み出す能力、と定義されるもの。
 
ビジネス思考力を鍛えるためには段階を踏むのが適切である。
1・知識
2.理解
3・応用
4・分析
5・統合
6・評価
本書では、これらの6つの段階から分析、統合、評価をフレームワークで思考する。
 
すべての思考はフレームワークから始まる。
フレームワークの考え方とは、
何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、
考えやすくするもの、覚えやすくするものである。
 
本書では分析、統合、評価を7つのフレームワークで思考する。
分析を、論理思考力、水平思考力のフレームワークで、
統合を、視覚力、数字力、言語力のフレームワークで、
評価を、知的体力、偶然力のフレームワークで思考する。
 
ビジネス思考力を身に付けると何が変わるか?
1・将来の予測可能性が高まる。
2・リスク管理ができるようになる。
3・新しい行動がとりやすくなる。
4・より恵まれた仕事に就ける
5・ムダな作業を削減できる
 
勝間和代のビジネス思考を再現するためには、
本書を通してフレームワークを身に付けるのが最適である。
読書の目的は、読むことそのものではなく、思考の再現性である。
勝間和代に憧れるだけでなく、勝間和代の思考を自己において再現しよう。
それが現代におけるビジネスパーソンの武器となる。

書評『起きていることはすべて正しい』:RH

誰にでも悩みがある。
社会人になれば社会人であることの悩みが表れる。
悩みが表れることを避けること出来ない。
ただ、悩みは解消出来るものである。
 
本書における悩みの解消方法とは、
悩みを心構えという精神論で解消するのではなく、
具体的にどのような行動を起こせばいいかと技術論で解消するものである。
筋力は鍛えれば鍛えるほど強くなる。
本書はメンタル筋力を鍛える本である。
 
いま起きていることを否定したり、こうだったらいいなあと夢想しても仕方がない。
それよりは、起きていることから、何を学び取り、
どのように行動すれば、今一瞬のこの時間を活用できるか。
これを技術で考える。
 
社会人は、人間関係という悩みが一番の悩みと言われている。
その悩みを技術的に対処するには、アサーティブな振舞いが必要である。
アサーティブな振舞いとは、相手も自分の大事にする自己表現の技術。
消極的ならないためにも、攻撃的にならないためにも、
相手も自分も大事にする自己表現が必要である。
そのような自己表現を技術によって無意識に落とし込む。
これが人間関係の悩みの改善方法である。
 
悩みを技術論で解決すれば、
起きていることはすべて正しいと思えるだろう。
メンタル筋力を技術によって鍛えることを学べば、
社会人としての自己肯定力が身に付き、
大人としての幸福感を覚えるだろう。

書評「非常識な成功法則」:RH

常識的な成功法則とは、成功者が自分に言い聞かせるものである。
「謙虚でなければならない」、「神様に生かされている」、
「お金で幸せは買えない」、「人との出会いが大切」。
成功者にとってはすごく意味のある言葉。
ただ、「お金で幸せは買えない」ということよりも切実な問題が凡人にはある。
 
「どうやったら、家が建てられるんですか?」
「どうやったら病気になったときでも、
 家族にある程度の暮らしが保証できるか?」
「子供をちゃんと教育しないといけないでしょう?
 教育費はどうするんですか?」
 
凡人にはこのような現実問題の方が何万倍も重要である。
そのようなときに、
「お金で幸せが買えない」と常識的なことを言われたって、
単なる気休めにしか聞こえない。
 
結局、成功者が述べる成功法則のなかには、
成功した人がさらに成功するための法則が多い。
凡人はそれをまともに受けては駄目。
優先順位が違うのだから。
まずはお金を稼ごう。
それから幸せになろう。
そのようなステップで本書は成功へと導く。
 
目標を紙に書く。
自分に都合のいい肩書きを持つ。
フォトリーディング。
殿様バッタのセールス。
お金を溺愛する。
 
2002年に発売された『非常識な成功法則』。
2009年にはその非常識が常識へと認知されている。
非常識な常識を知らないで成功は難しい。
逆に言えば、この非常識な常識を知って、
そのとおりにやれば成功しないほうが難しい。
 
ビジネス書のバイブルとして認知されている本書を読む。
これが成功する社会人の第一歩である。
ビジネスで成功するという定義を本書で理解しよう。
それからビジネスで成功したいかどうかを考えても遅くはないはずだ。