イノベーションを生み出す能力は、生まれよりも育ち。
本書のエッ センスを一言で言うと、こうなる。
イノベーションは、先天的な能力を備えた人間だけが起こせるので はなく、そのスキルを磨き行動すれば誰にでも起こすことが可能だ 、と説く。
こんなに勇気づけられるメッセージも珍しい。
その意味で本書は実は自己啓発本と言えるかもしれない。
イノベーターのジレンマでおなじみのクリステンセン教授らが、世 界中のイノベーターや企業幹部を研究し、イノベーションに必要な 以下の5つのスキルを抽出。
①関連付ける力(異質なアイデアを結合させる力)
②質問力(本質的な質問を投げかける力)
③発見力(観察から洞察を得る力)
④ネットワーク力(多様な人と交わる力)
⑤実験力(アイデアを試す力)
閃きは机の前でウンウン唸って生まれるのではなく、現実との関わ りや人との交わりから刺激を受けて生み出される事がわかる。
なお5つの力は並列の関係ではなく、相乗的な関係。
例えば、ネットワーク力を高めて様々な人間と交流すれば、関連付 ける力や発見力も磨かれるのだろう。
対して、日本の経営学者が論じるイノベーターの条件は、『イノベ ーションの作法』(野中郁次郎他)に詳しい。
以下の5つを挙げ、伊右衛門やヘルシオ等の具体的な事例を交えて 紹介している。
①理想主義的プラグマティズム
②場の生成能力
③知のリンクをはる能力
④感情の知
⑤勝負師のカン
イノベーションのDNAの5つのスキルと共通するものも多いが、 こちらでは感情やカンなど、より主観的な要素を強調している点が 特徴的。
データ分析偏重の傾向を”分析マヒ症候群”と断じ、最終的には生 き方(=何がやりたいのか?)の確立こそがイノベーションの条件 と説く。
MBAも持ち米国式の経営学に精通している著者なればこそ、この 指摘には重みがあると思う。
今回は書評というより紹介になってしまったが、創造や発想のヒン トを求める人に薦めたい。どちらも良書なので併せてどうぞ。
こんなに勇気づけられるメッセージも珍しい。
その意味で本書は実は自己啓発本と言えるかもしれない。
イノベーターのジレンマでおなじみのクリステンセン教授らが、世
①関連付ける力(異質なアイデアを結合させる力)
②質問力(本質的な質問を投げかける力)
③発見力(観察から洞察を得る力)
④ネットワーク力(多様な人と交わる力)
⑤実験力(アイデアを試す力)
閃きは机の前でウンウン唸って生まれるのではなく、現実との関わ
なお5つの力は並列の関係ではなく、相乗的な関係。
例えば、ネットワーク力を高めて様々な人間と交流すれば、関連付
対して、日本の経営学者が論じるイノベーターの条件は、『イノベ
以下の5つを挙げ、伊右衛門やヘルシオ等の具体的な事例を交えて
①理想主義的プラグマティズム
②場の生成能力
③知のリンクをはる能力
④感情の知
⑤勝負師のカン
イノベーションのDNAの5つのスキルと共通するものも多いが、
データ分析偏重の傾向を”分析マヒ症候群”と断じ、最終的には生
MBAも持ち米国式の経営学に精通している著者なればこそ、この
今回は書評というより紹介になってしまったが、創造や発想のヒン
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